札幌の地下歩道、豊水すすきのを含めループ化を検討開始

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豪雪地帯の札幌に住む人にとって、札幌駅~大通~すすきのを結ぶ地下歩道は、札幌市街地の移動や観光を便利にしてくれています。

現在は、南北が札幌駅~すすきの駅、東西が西5丁目から東5丁目(バスセンター駅)を十字に結び、ポールタウンやオーロラタウンなどの商業施設を擁しています。

その地下歩道が、将来豊水すすきの駅を含めループ化させようという検討が札幌市で始まりました。

2011年には札幌駅~大通駅間が開通

元々札幌の地下歩道はすすきの駅~大通駅となっていたが、2011年に札幌駅~大通駅間の「札幌駅前通地下歩行空間(通称:チ・カ・ホ)」が開通され、利便性が非常によくなりました。

今のままでも、札幌駅(厳密にいうと北8西2の合同庁舎)から、南北線すすきの駅までの約1.9kmは完全に地下歩道のみで移動が出来、更にはバスセンター前駅までも移動が可能。そのため現状のままでも特別不便に感じる事はありません。

札幌再開発に伴う開通

しかし、現在北1西1に建設中の「札幌創世1.1.1区 北1西1地区第一種市街地再開発事業」に伴って、既に2018年10月に新たに地下歩道の開通が決まっている部分があります。

札幌市としては、将来的に延伸する北海道新幹線の乗客のスムーズな移動や、豪雪エリアの都市ならではの移動の不便さを解消するために、東豊線「豊水すすきの」も含めてのループ化も同時に検討を始めたようです。

●赤の実線が現在開通している区間
●赤の点線が開通予定の区間
●黒の点線が検討対象の区間
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果たして必要なのか?

既に東豊線さっぽろ駅、東豊線大通駅、が地下歩行空間を利用して乗車・乗り換えが出来る状況になっている今、豊水すすきの駅を繋ぐ地下歩道を作る必要があるのか?というのは疑問に残ります。

もちろん、豊水すすきの駅周辺に住んでいる人にとっては自宅に帰るのには便利になると思いますが、それ以外に用途が現状見つかりません。

強いて言うなら、南北線の真駒内駅~中島公園駅から地下鉄に乗車して、東豊線沿線(例えば札幌ドーム)に行くときに、大通駅まで行かなくても「すすきの」~「豊水すすきの」を地下移動出来る。もしくはその逆で東豊線南側沿線に住んでいる人が、南北線南側に行くとき。
しかし、すすきの駅と豊水すすきの駅は改札が完全に別なので、真駒内~(大通経由)~福住のように、改札を出ずに通しでの乗車とはならない。もちろん、すすきの駅←→豊水すすきの駅を「下車」ではなく「乗り継ぎ」という扱いにするのであれば料金は通し乗車になるが、ただそれだけ。

考えれば考えるほど「豊水すすきの」と現在広がっている地下歩道を繋げる点にメリットを感じることが出来ません。南北線南側沿線に住んでいる人と、豊水すすきの駅周辺に住んでいる人には極わずかなメリットがあるものの、それ以外の人に魅力というものが全く無いと思うのは僕だけでしょうか・・・