札幌という寒い街で、ボロアパートに住むとどうなるか紹介する

札幌 ボロアパート

今回は、僕自身が過去にボロアパートで生活していた体験談を紹介しようと思います。

テメーの貧乏生活なんて興味ネーヨ。って言われそうですが、雪国以外の人は黙ってて。

東京とかならいいさ。めったに雪ふらないし。

僕自身関西の出身だけど、冬の夜に親に怒られて外に閉め出されたことも有ったし。

でも、札幌という雪国のボロアパートを想像してみてくださいよ。

一階の部屋なんて、窓の半分まで雪が積もったりして、まじで雪中キャベツ状態。

というわけで、もし雪国でのボロアパート生活を考えている人や、興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

地下鉄駅徒歩7分、1981年築、木造2階建て

これが当時住んでいた物件のスペック。

10年以上前なので、当時築22〜23年位。築20年と言えばさほどボロアパートと言える訳ではないが、なにぶん外観の作りや色合いから、友人たちから「ボロアパート」のレッテルを貼られていた。

部屋の広さは、7.5畳1間。しかし、部屋の形がいびつだったことと、室内タンクの灯油ストーブが備え付けてあり、キッチン前や洗濯機を置く事を考えると、有効面積は3畳程しかなかった。

赤い部分は家具などを置くことが出来なかった。言うまでもなく、iMac3Gやテレビはすべて床置きだ。

今回はそんな過去に住んでいたボロアパートでの生活をご紹介したいと思います。

風呂トイレ一緒、洗濯機置き場無し

風呂トイレが一緒で、洗濯機置き場があるわけでもなかった。

かといって近くにコインランドリーもなかったため、風呂の入り口にコンクリートブロックを置き、かさ上げした状態で洗濯機を設置。洗濯給水は浴室の洗面台のカランから取り出し、洗濯排水はユニットバスの足下へ流し込む形を取った。

つまり洗濯している間はシャワーを浴びることも出来なければ、もよおしたとしてもトイレを使うことも出来なかったわけだ。

もっとも、トイレ中に足が洗濯排水でギトギトになるのを覚悟でトイレに駆け込んだ事は何度もある。

ご想像通り冬は地獄

僕が入居していたのは木造の1階部分。冬になると窓の半分が雪に埋まって「天然冷蔵庫」と化す。床はクッションフロアやカーペットではなく、フローリングだったため、とてもじゃないけど裸足で歩くことは出来ない。

もちろん室内には灯油ストーブがあったのでそれを常にオンにするわけだが、そのアパートの灯油は検針タイプではなく、室内に25リットルの灯油タンクが有り、そこから給油するシステムだった。

ダイケン 室内用角型灯油タンク ホームタンク25型 DK-25S

つまり、夜中に灯油を切らしてしまっても、灯油屋さんは来てくれないし、夜中あいているガソリンスタンドまでは徒歩10分もあった。

想像してほしい。気温マイナス10度の雪の日に、18リットルのポリタンを持ってスタンドまで10分歩き、帰りは約15キロにもなる灯油の入ったタンクを持って、極寒の雪の中を歩く。「じゃぁ行ってきます」と気軽に出来る事ではない。

そのため、常にタンクが半分になったら灯油屋さんを呼んで給油してもらっていたわけだが、今考えると、常に室内に灯油がおいてあったわけだ。よくもまぁそんな危険な家で寝たばこしたり、お香を焚いたりしてたな。今考えるとゾッとする。

夏は猛暑でこれまた地獄

自分の部屋は1階だったが、方角は南向きで、前面が道路だったため、日当たりは申し分なかった。しかし、それによって真夏には室内はサウナ状態となる。ただでさえエアコン装備が少ない札幌の賃貸アパートで、家賃15000円のアパートにエアコンなんて有るわけがない。

「2万払えばエアコン付きのマンションがあるぞ」の記事を読む

また、1階ということも有り、そうそう窓を全開にして寝るわけにも行かず、夏は夏で困った。

まぁ暑さに関しては他の賃貸マンションでも条件は同じかもしれないが、複数の窓があれば、少し開けるだけでも風通りを良くすることは出来るし、部屋が広ければ室内に日陰だって出来る。

しかし、僕の住んでいたアパートは、わずか7.5畳しかないため、部屋全体が直射日光の餌食となってしまった。

外と室内がドア1つ

そのアパートは、いわゆる外廊下の物件だった。札幌の賃貸物件は、本州のそれとは違い、共用スペースの廊下が屋内にある事が多い。ホテルみたいな感じだ。そのため、玄関の外はまだ屋内であり、冷気や雨風は直接入ってこないようになっている。

しかし、札幌のボロアパートには外廊下の物件がたくさんある。玄関を開けたら外。大雨が降るると玄関ドアに雨がたたきつけられる音が室内に響き渡る。

音だけではない。この外廊下というのは、室内の寒さにダイレクトに関わる。

 

居留守なんて使えないぜ!

ある程度の家賃の物件になると、部屋と玄関が分かれている。ドアを開けたら玄関、そして廊下があって、トイレや風呂などを経由して、居室に入る前にもう一つ室内扉がある間取りをイメージしてもらえるだろうか。

これだと、仮にオートロックがない物件でも、玄関前からは室内の音はあまり聞こえないから居留守だって使える。

しかし、ボロアパートは居室と玄関の間にまともな内ドアなんて存在しない。部屋の一部が玄関でもあり、そのドアを開けると既に外なのだ。

話し声はもちろん、屁の音でさえ、すべて玄関の外に漏れてしまう。

そんな状態だと、新聞勧誘やNHKが来ても、居留守なんて到底使えない。テレビモニターホンなんて必要ない。目の前に玄関が有り、すぐにドアスコープで覗けてしまう。

 

なんとも言いがたい独特の臭い

古い木造物件に住んだ人しかわからない、独特の臭いと言う物がある。

種類はいくつかに分かれるが、まず一番は木の腐った様な臭い。水を含んだ木が傷んだというか、たぶん建物独特のにおいかもしれない。恐らくどこかで雨漏りし、外側だけを修繕して、内部的には放置されているのかと思う。

また、そういうアパートには、若い女の子が住むようなことはほぼ考えられず、ほのかな香水の香りなんて有るわけがない。

ゴミの臭い、排水溝の臭い、ほったらかしの濡れたぞうきんの臭い、汗臭い臭い、線香の臭い・・・そういった不快なにおいがなぜか集まる。

不動産屋やってるひとなら容易に想像着くと思うが、「ボロ家臭」ってのが有る。

 

住めば都。とは言えるわけないだろ

よく住めば都というが、以上のことから、とてもじゃないがそういう風に考えられる状態ではなかった。でもなんだかんだで1年半はそのアパートで生活していた。もちろん、家賃が安いことは大きなメリットだったが、所詮それまで。住めば都とは言えず、不満点に慣れたか、最早あきらめたか、もしくは引っ越しが面倒くさいだけだった。

結局、あまりの不便さにそのアパートは退去してしまったが、今現在そのアパートは満室である。自分が住んでた部屋は、中から紫色の間接照明が光っていたりするので、恐らく若い人が住んでいるんだろうけど、当時のことを思うと、入居者はどんな気持ちで生活してるのだろうって感慨深くなってしまう。

もし読んでいただいている方の中で、「札幌でボロアパートに住もうか」と考えている人が居るなら、決めてしまう前に以下の点はよくチェックしておいた方が良さそうだ。

1,灯油は検針式で、自分で補充する必要はないか?
2,室内洗濯機置き場は確保されているか?
3,居室と玄関の間にもう1つドアはあるか?
4,外廊下になっていたりしないか?

ボロアパートに住むときはぜひこれらの事を気にかけてもらえればと思う。