札幌にはいくつかのクライミング、ボルダリングができる施設がありますが、今回、東札幌のイーアス札幌にある「NAC札幌」で一汗かいてきましたので、そのレポートを。
もうね、文章じゃなかなかその面白さとか怖さをうまく表現できないので、写真多めでいっきまーす!!
イーアス札幌は、2018年4月28日をもって「RASORA」に名称変更されます。
目次
30過ぎの運動不足なデブがイーアス札幌でロープクライミングとボルダリングやってきた。
イーアス札幌に行ったことのある人なら、一度は見たことがあるであろうこのお店。
「知ってるー!!」って人もいれば、「何するところなの?」って人もいると思う。
なにするところ?って人のために、超かんたんに説明すると「岩場を登る体験ができる場所。」
僕もそんなに詳しくないが、これをスポーツとしてやってるのが「ロープクライミング」や「ボルダリング」ってわけ。
やったことがない人にとっては「自分でもできるのか?」「いや体力ないし無理だろう」と自己完結してしまい、お店に足を踏み入れるのを躊躇してしまうイメージ。
興味があるものの、話だけ聞いて「だったらやめます」って大人としてのプライドが許さない・・・って、本当は入ってみたいけどなかなか踏み出せずにいる人もいるでしょう。
道端でボクシングジム見かけたら入りますか?
否だろう。
どうしても、こういう体動かす系って「挑戦しなきゃ」ってハードルがあるためか躊躇してしまう人も多いと思う。
そういうわけで、30過ぎの運動不足でムチムチの僕が、NAC札幌に行って「興味があるけどよくわからない」って人のために体を張って体験してきましたよ。ってストーリー。
ここ登るのかよ・・・
お店を訪問したら早速登る場所選ぶことに。
僕「どこでも良いんですか?」
店長さん「どこでも良いですよ!!お好きな所どうぞ!」
どこでも良いって言われながらこんな風景見せられても、「じゃぁここで」なんて言えないっす。
僕「できるだけ簡単なところで・・・」
店長「じゃぁこの辺ですかね~子供も普通に登れるコースです!」
・・・
なるほど。
僕「(できるだけ簡単なところじゃなくて、一番簡単なところって言えばよかった・・・)」
まぁ、掴む所もあるわけだし、ロープにぶら下がってるから落ちることはないし。
どうせブログに載せるなら高い所のほうが見栄えも良いだろうと思ってここに決定。(もうちょっと低いところもあるらしい)
これで高さは10メートルあるとのことで、ビル3~4階くらいの高さ。
登る場所のゴール地点とか、休みたくなったときの掛け声とかを最初に聞いておきます。
ロープクライミング開始!!無理・・休憩。
ロープを腰回りに付けて登る準備。
説明を受けながらも、完全に高さに萎縮してしまっているオレンジデブです。
店員さん「お好きなタイミングでどーぞ!!」
▼よっと!!
▼ほほいのほい!
この時点で調子づいた僕はトム・クルーズにでもなったつもり。

引用:amazon.co.jp
しかし、普段ろくに運動していない30過ぎのオレンジデブは・・・
▼途中で休憩。
店長さん「完全にロープに体預けちゃっていいですよ~」
という言葉に甘えて思いっきりぶら下がります。
体に巻き付けたベルトが腰を固定してくれるんで、お股にロープが食い込んで痛いってことはありません。
腕が辛いってのもあるんでしょうけど、それ以上にドンドン上に登っていくことで湧き上がる恐怖感が、更に腕の辛さを倍増させてると思う。
やめるわけにはいかない
といっても、真ん中くらいまで登ったのにここでリタイアするわけにも行かず、とりあえず上を目指すことに。
僕「(そうだ!下に落ちたらヤバイってシチュエーションを想像しよう・・・イメージイメージ)」
落ちたらいけない・・・
落ちたらアイツがいる!!
アイツに食われるから上に登らないと!!
アナコンダ!!

引用:amazon.co.jp
この時僕の脳内では↑こんな↑処理がされてました。
この映画見たことある人しかわからないんですが、アナコンダの群れがいる沼に落ちないように必死になるシーンがあるんです。
▼アナコンダ目線。早く落ちてこい腹減った。
▼アナコンダのいる沼で、上へと逃げるオレンジデブと、下から眺める蛇使い。
▼ただ、この辺より上に登っていくと・・・
最初に決めておいたゴールが近くなるので怖さを感じなくなってきます。
いや、腕は相変わらず痛いんだけど。それでも中盤よりずっと楽。
なんかもう、「もう少しでゴールや!!」
頭の中はそれだけ。
そして登りはじめて7分後。。。
登りきったぞー!!
イメージしてたアナコンダの主人公設定をリセットし、余裕の気持ちで上からパシャリ。
写真じゃあまり高くないように見えるけど、実際に肉眼で見ると結構高いよ。
店員さん「下りるときは消防士みたいにぴょーーんって降りて下さーい」
僕「(消防士・・・)」
▼ホッ!!
▼と思ったら降り方も全く美しくない!!
▼地に足をつけることがどれだけ幸せかを感じるオレンジデブ。蛇使いさんも元の姿に戻ってました。
でもとりあえず、ロープクライミングは成功ということで。
さて、次はボルダリングやってみましょう。
多彩なクライミングコース
ボルダリングの紹介の前に、ちょっとコースの紹介を。
今回僕が登ったのは多分初心者コース。
でも店内にはもっと上級者向けのコースもあるみたい。
▼穴があったら入りたい。
▼角度がおかしいことになってる!!
▼子供からおじいちゃんまで、レベルと体力に合わせて楽しめる色んなコースが盛りだくさん
オーストラリアの「マウントアラプリーズ」っていうクライミングスポットをモチーフにしているらしく、室内でも本当に岩場を登っているかのような気分になれる造りになっています。
高い所が苦手ならボルダリングもありじゃね?
特別自分が高所恐怖症だとは思ったことはないけど、ロープクライミングで10メートル登ると、さすがにちょっとヒヤッとした気持ちになります。
なので、本気で高所恐怖症の人は、ロープクライミングではなくボルダリングに挑戦したほうが良いかもしれません。
▼これだけ低かったら余裕だわ。と調子に乗って物色するオレンジデブ
▼どうやら良さそうな(簡単そうな)ところを見つけたようで・・・
▼どうした?今回はいい感じじゃないか!!
▼あっ。
▼あかんやん。落ち方もなってないし。
店長さん「もっと簡単な初心者向けのボルダリングもありますよ」
僕「ぜひとも!」
体力がないので、難しいところをなんとしても登るのではなく自分にできそうな所を優先する。
店長さん「ここのほうが掴みやすいし簡単です」
▼スイスイ~っとてっぺんまで。
▼「やっぱりどこを掴むかが大事だよなー」と初心者コースで調子づくオレンジデブ
もうこの時点で汗ビッショビショ。
でも、ボルダリングは下がフカフカのクッションだし、高さもそんなに高くないから、怖さを感じずに楽しめるのは間違いない。
ボルダリングコースも色々
ボルダリングは、通常コースの他に、初心者向けコースも。
でも子供でも経験を積んでる子は平気で難しいところも登っていくようです。
疲れたらとりあえずカフェで一休み
NAC札幌にはカフェも併設されてるから、ちょっと疲れたら休憩することだってOK。
あと、ただの付き添いって感じでも気軽に行くことができそうです。
で、楽しかったの?
ええ、楽しかったですとも!
普段全く運動していない状態で登ったので、途中泣きそうになりながらアナコンダから逃げる感じだったけど、それでも登りきった時に達成感と言うか、気持ちよさは格別。
何度かやって体がなれてきたら、もっと違う楽しみ方とか見いだせるんじゃないかなって思います。
それにスタッフの人が魅力的。
なんというか、型にはまったインストラクターという感じがなく、一緒に登りに来てる仲間って感じで接してくれます。
写真取らせてほしいって言ったら・・・
店長さん「どんな感じが良いですか?」
僕「普段通りでいいですよ~」
▼パシャリ
普段どおり、確かにいただきました。
・・・
もう、こんなメンバーいて楽しくないわけ無いっしょ!
と、ノリをわかってくれる店長さんも・・・店長も実はこんなにイケメンだったりします。
左からミキコさん、店長、ZANさん。店長だけニックネームがないみたい。
既に10年以上の経験があり、本物の岩場にも行ってるとか・・・
▲店長さんです。
もちろん、他にもスタッフさんはいるみたいですが、みなさんフレンドリーで安全で楽しい時間を提供してくれそうです!
気になるトコロ聞いてみた!


いや、、今日やってみて凄く疲れました・・・
ーー汗びっしょりでしたしね。
やっぱ慣れも必要なんですかね?
ーーそうですね。3歳のお子様とか、70歳代の方も登るので、体力が全てではないです!
そんな方もやるんですか?
ーーそうですよ!子供なんて怖いもの知らずだからドンドン上に行っちゃいます。むしろ小学生くらいが一番すごいかもしれないです。だから子どもたちには早く登ることより、安全に登ることを優先して教えます。
子供恐るべし・・・それに70歳を超えても・・・
ーー初心者の方や体力に自信がない人向けに、比較的ラクなコースもあります。そういうところで楽しむ方も多いですね。
スタッフさんに女性がいるように、お客様も女性も結構いるんですか?
ーーモチロンです。夕方出勤前に登りに来る女性の方もいたりします。凄いですよね。仕事前に登ってそのまま夜勤に出るとか。
僕は夜勤してたらずっと寝てたいですね。そういえば東京オリンピックの種目にもなってるとか・・・
ーーそうです!たぶんそういう影響も少なからずあると思いますよ。子供向けのスクールも盛況ですし。
子供向けのスクールもしてるんですか?
ーーやってますよ!メンバーの中にはいろんな大会で賞を取ってる子もいます。
僕が子供の頃は野球かサッカーの二択でしたけど、いまはクライミングとかも選べるんですね。
ーーそうですね~。特に子供のうちから始めると、それに合わせた体もできてきますし。大会を目指している子から、カラダづくりの一環として頑張ってる子もいます。
NAC札幌では何歳からできるんですか?
ーー年齢というよりは身長です。100cm以上からなので、3歳とか4歳位になるんでしょうか。
将来のオリンピック選手とか出るかもですね!
ーースクールをやるからには、将来世界に名を轟かせるクライマーを輩出できたら嬉しいですね!
この室内で訓練したら、本格的な岩場に行くこともできるんですか?
ーーできます!ただでさえNAC札幌の壁は、外岩を彷彿させる壁です。ここでガンガン登って経験を積めば、本物の岩場に挑戦することだってできますよ!
はじめてNAC札幌に来る時に用意するものって何かあるんですか?
ーーそうですね。。動きやすい服装であれば大丈夫です!なのでデニムとかは足が上がりにくかったりで辛いです。スエットやジャージ、チノパンとか。ハーフパンツでもOKです。フィッティングルームも用意しているので、仕事帰りとかでも利用できます。あとは「登るぞ!!」って気持ちだけですかね。
わかりました。ありがとうございます!!
NAC札幌の料金について
※取材当時の料金体系となります。最新の情報は直接店舗へお問合わせください。
ロープクライミング&ボルダリング
学生 | (終日)1,350円 | (夜割)1,100円 |
一般 | (終日)1,950円 | (夜割)1,350円 |
※2名以上で参加し、相棒が登る時のロープをそれぞれで支えます。(ロープレクチャーは無料で受講できます)
※シューズなどレンタル別途
※おひとりでロープクライミングに挑戦する場合は「チャレンジクライミングコース」を利用
ボルダリングのみ
学生 | (終日)1,200円 | (夜割)1,000円 |
一般 | (終日)1,500円 | (夜割)1,200円 |
※ボルダリングのみはおひとりさまでも利用可能です。
※シューズなどレンタル別途
チャレンジクライミングコース
2トライ・・・1,250円(レンタル料含む)
※おひとりさまでもロープクライミングに挑戦できます。
クライミングモンキーズ
小学生以下のお子様限定!
30分・・・1,800円(レンタル料含む)
ファミリープラン
小学生以下+保護者の親子限定のお得パック!
レクチャー後は終日利用が可能です。
レンタル料含む
●ロープクライミング+ボルダリング・・・2,800円
※30分のレクチャーあり
※中学生以上追加:1,500円/1名
※小学生追加:700円/1名
●ボルダリングのみ・・・2500円
※中学生以上追加:1,000円/1名
※小学生追加:700円/1名
クライミングアカデミー
幼児~高校生のクライミングスクール!
月額6,800円~25,000円
※レベルやレッスン回数によって時間や料金が異なります。
※レンタル料別途
その他、お得なメンバーパスや、回数券もあり!!
店舗情報
【所在地】
札幌市白石区東札幌3条1丁目イーアス札幌 Aタウン 1階
TEL:011-812-7979
※4月28日より、イーアス札幌は「RASORA」に変わります。
【営業時間】
月~土曜 10:00~22:00(最終受付20:00)
日曜 10:00~20:00(最終受付19:00)